アレルギー性接触皮膚炎 情報サイト e-アレルギー.com 「パッチテスト」

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検査方法について

自分の皮膚症状と皮膚の接触アレルギーの関係を確認したい
そんな方に「パッチテスト」

imageくりかえす皮膚症状、長びくかゆみの原因に遅延型アレルギー反応が関連していることがあり、それを調べる方法に、「パッチテスト」という検査法があります。

遅延型アレルギー反応は、何度もアレルゲン(アレルギーの原因となる物質)と接触をくりかえすうちに皮膚を通じてアレルギーが成立し、そのアレルゲンに触れると翌日~2日後くらいに最も激しい症状が出現するようになります。このようなアレルギー性接触皮膚炎の原因を確認できる手段として、「パッチテスト」がもっとも有用な検査法です。

検査の方法は、原因としてうたがわれるアレルゲンをのせた専用シートを上背部の皮膚に貼り、一定時間«通常48時間»アレルゲンを閉鎖貼布して皮膚から吸収されたアレルゲンが経時的に皮膚に及ぼす反応を調べます。検査初日にアレルゲンを背中に貼布、2日後に病院で剥して1〜2時間後に初回判定、翌日の判定、さらに翌週の判定をします。
またアレルゲンを皮膚に貼っておくことで、稀ではありますが新たにアレルギーを作ってしまうことがあるので、医師と相談しながら検査を進めます。

アレルゲンとなる物質は非常にたくさんあるため、一般的なパッチテストでは、うたがわしい物質(たとえば化粧品や食品など)を患者さんが医療機関に持参し、それを専用シートにのせるという方法がもちいられています。

image検査結果によりアレルゲンを特定できれば、日常生活の中でその物質を避けることが可能な場合もあり、かぶれ、かゆみの予防や、悪化をふせぐ上で役立ちます。 ただ、日常生活の中で、いったい何によってかぶれ、かゆみをひきおこしているかは分かりづらいものです。そうした場合に参考となるのが、日本人がかぶれやすいものとして定められた「ジャパニーズスタンダードアレルゲン(24種類)」(日本皮膚免疫アレルギー学会)です。

パッチテストにもさまざまな製品がありますが、最近では、ジャパニーズスタンダードアレルゲン24種類のうち22種類があらかじめ2枚のシートにのせてあり、いちどに多くのアレルゲンを調べることができるアレルギー性皮膚疾患の検査薬があります。

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